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お七夜って何?命名式や食事、誰がするのかなどを解説!

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日本では赤ちゃんが産まれてから七日目に成長と無病息災を願う「お七夜(おしちや)」というお祝いを行う慣習があります。現在赤ちゃんのお世話に奮闘中のママは、産後の回復もままならない状態で少々大変かもしれません。また出産を控えているママはまだ先か、と思われるかもしれません。しかし、流れを知っておくことで心構えができると思いますし、スケジュール感が掴めると思います。お七夜に必要な命名書の書き方も紹介していますので合わせて参考にしてみてくださいね。

目次

お七夜とは

お七夜は、産まれて七日間生きられたことを神様や仏様に感謝して、以降も健やかな成長と無病息災を祈願する行事のことです。今でこそ日本の医療が進歩して、たくさんの病気が治療できるようになりました。しかし、昔は原因がはっきり分からない病気にかかったり、原因が分かっても治療法が確立されていない病気も多く、出生してから七日間生きることは大変な奇跡で、ありがたいことだとされていたんです。現代に生きる人には想像もつかないかもしれませんが、「生きていること」が素晴らしく価値があることだと気づかされますね。

お七夜はいつするの?数え方や時期について

お七夜がいつなのかというと、読んで字の如く7日目の夜です。生まれた日を1日と数えるので、例えば1月1日に産まれたとすると、七日目にあたる1月6日の夜がお七夜ということになります。しかし、現在はほとんどのママが産後の体調に合わせて日にちを決めているようです。無理の無い範囲で予定をたてるようにしましょう。

お七夜で用意する命名書の書き方

基本を押されば難しく考えなくてOK

まずお七夜を執り行うにあたり、命名書を準備する必要があります。出産するまでに名前が決まっている場合は、退院する際にプレゼントしてくれる産院もあります。昔は父方の祖父が紙に筆で名前を書いて神棚や高い位置に飾るのが一般的でした。現在はあまり形式にこだわらずに書く人が増えており、ネットで色鮮やかな命名書や名前の由来を書いてもらえる命名書をオーダーする人まで様々です。書く内容の例としては、右から、生年月日(令和二年五月五日)、出産時刻(午前八時十五分)、命名(○○)、父名前(名字名前)、母(名前)を記入します。赤ちゃんの名前は目立つように大きく真ん中に書きましょう。真ん中を決めてから書くとバランスを取りやすくなりますよ。他には、産院名や身長・体重などを記載している人もいます。

お七夜の流れ

お七夜の大まかな流れは、家庭や地域によって違いはありますが基本的な内容は同じです。

①命名式:命名書と共に赤ちゃんの名前や由来をお披露目します。
 神棚があるご家庭では、神棚に命名書を飾って赤ちゃんの健康や家内安全、平穏無事などをお祈りしましょう。
②写真撮影:家族や親族で記念撮影を行います。産まれたての赤ちゃんを抱っこするのは、ママに気が引けると思って抱っこしたいと言い出せない人もいます。ママに確認をして、積極的に赤ちゃんを抱っこしている写真を撮ってあげてくださいね。お祝いのお返しに現像した写真をプレゼントするのも素敵ですよ。
③お食事会:お七夜は赤ちゃんのお祝いですが、もちろんまだ赤ちゃんは食べられないので皆が食べたいものでかまいません。特に、産後で体力が落ちているママが力の付くような食事や、食べたかったものをチョイスしても良いでしょう。

お七夜の食事

主催が誰なのかにもよりますが、退院したばかりのママが料理を準備するのはとてもではないですが無理があります。嫁ぎ先でお七夜をするなら嫁ぎ先のお母様、里帰り中ならば実家のお母様を頼りましょう。家で全て準備するのは難しい人は、便利な宅配サービスを利用してもかまいません。最近は、懐石弁当などを注文できるお店もありますし、スーパーでもオードブルを年中売っていて便利な世の中になっています。利用できるものはどんどん活用していきましょう。

お七夜でのお祝い金について

お七夜に招くと、招かれた側はお祝いを持ってきてくださるかもしれません。祖父母なら一万円程度、親族であれば五千円程が相場ですが、出産祝いとしてくださる方もいますので、ありがたく頂戴しましょう。既に病院へ出産祝いを持ってきてくれている人からは、さらにお金を頂くのは気が引けてしまいますよね。その場合は食事代のみ(三千円程度)頂戴するなど、気を遣わせない配慮もしたいですね。

今時のお七夜事情

一大イベントではなくフランクに実施する家庭も増えている

昔は家同士の繋がりを非常に大切にしていたので、初子のお祝い事は特に気合いが入っていました。しかし現在は、ママや子の体調に合わせて家族のみで実施している家庭も多いようです。また招待する人があらかじめ決まっている場合は、招待する人の予定を聞いてから計画するご家庭も。核家族が増えて祖父母が同居していない場合も多く、自宅やアパートなどで簡単に済ませる人も非常に多くなっています。そもそも昔ほど生存率が低い訳ではないので、お七夜の行事自体知らない人も多くなっているかもしれませんね。ご親族が特別お七夜に対して強いこだわりを持っていなければ、声をかける建前上はお七夜でなくとも構いません。簡単に退院祝いも兼ねて、と伝えて集まる方が招待された側も気軽に来れると言えそうです。

いかがですか?

今回はお七夜の由来と内容について解説しました。由来が分かると、現代の医療の進歩に改めて敬意を払いたくなります。よく分からないからやらない、などとこれまでの慣習を無視するのではなく、日本の素晴らしい慣わしとして子供にも伝えていきたいですね。そのためにはママ自身が「お七夜とは?」をしっかり理解しておく事が大切です。

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