子供の成長を感じることは親にとってとても嬉しいことですよね。ずりばいやはいはいをするようになり、つかまり立ちやつたい歩きもできるようになるまではあっという間ですよね。次はいよいよひとり歩きだなとよちよち歩く子供の姿を想像してワクワクする方も多いでしょう。ですが成長を楽しみに思う反面、周りの友達に比べて成長が遅れているように感じると急に不安になることもあるのではないでしょうか。かく言う私もそうでした。娘が1歳2ヶ月になったばかりの頃、同じくらいの月齢のお友達はもう上手に歩いているのに娘はいまだにつたい歩き。成長のスピードには個人差があるとは分かっていてもやっぱり心配になり調べてみると、同じように悩むママが沢山いました。
1歳2ヶ月になっても歩かなくて悩んでいるママの声
「もちろん個人差があるのはわかってるけど同じ月齢くらいの子は歩いてる子ばかりで不安になってきた…」
「1歳2ヶ月になってもまだ歩かない…比べちゃダメだとは思うけど遅いと不安になる…」
「個人差はあるって思っても”1歳2ヶ月 歩かない”って調べてしまう…」
などなど、子供の成長は人それぞれで周りと比べてはいけないことを頭では理解していても、心情では不安や焦る気持ちでいっぱいなママが多いようです。
これは効果あったかも！先輩ママが教えます
私も不安や焦りを感じていましたので、子供の一人歩きを促す方法はないか調べ色々試しました。その中で「これは効果あった！？」と感じた取り組みを3つご紹介します。
箱を押して歩く練習をする
おもちゃ箱や段ボールなどの箱に子供が両手をついて箱を押しながら歩く練習をしてみましょう。箱を押して歩くことで、足の運び方やバランスなど歩くために必要な動きや感覚が身につくのです。
まず、練習する場所は滑りにくく障害物がない広いスペースが最適です。絨毯やマットを敷いて転倒時の衝撃を軽減すると安心です。次に箱の選び方も重要です。安定感があり、子供が無理なく押せる重さのものを選びましょう。市販のカタカタでも良いですが、車輪がついているとカタカタだけが先に進んでしまい子供が転倒することもあるので、車輪がない箱を使う方が安全です。
練習方法としては、子供が両手で箱の縁をつかみ、前に押すよう促しましょう。最初は短い距離から始め、徐々に距離を伸ばしていきます。子供のペースに合わせて無理をさせず、できた時には褒めてあげて自信を持たせることが大切です。また、子供がバランスを崩した際に支えられるよう、すぐに手の届く位置から付き添ってサポートしましょう。初めのうちは、箱と子供の間に手を添えて支えると安心です。
歩きやすい姿勢を覚えさせる
歩き始める前の子供に歩きやすい姿勢や足の運びを覚えさせることは、歩行の習得にとても有益です。つかまり立ちやつたい歩きをしているとき、足を開いたり閉じたりするのを手伝ってあげて、歩きやすい姿勢や足の運びを覚えさせてあげましょう。足を開きすぎたり閉じすぎたりしている場合、軽く手で誘導して正しい位置に直すことが大切です。安定した姿勢が取れれば、初めの一歩を踏み出しやすくなります。
子供が安定して立てるようにするためには、バランス感覚を育てる練習が効果的です。片手つかまり立ちや、簡単なストレッチで足や膝の柔軟性を促し、バランスを取りやすくしましょう。適切なシューズの選択も、子供の歩行をサポートするために重要です。柔らかい素材で足をしっかりサポートし、滑りにくい靴底のものを選びましょう。
歩行の基本的な動きを覚えられるように、つたい歩きや支え歩きの練習を取り入れるとよいでしょう。ソファやテーブルなどでつたい歩きをすることでバランス感覚を養い、大人が手を添えて子供の歩く動きをサポートすることで、自分で歩けるようにします。歩行の練習を通じて自信をつけるために、成功した際にはたくさん褒めてあげて、ポジティブなフィードバックを与えることで子供の意欲を引き出し、歩くことへの意識を高めます。
はいはいを沢山させる
意外に思うかも知れませんが、歩く練習だけでなくはいはいを沢山させることも大切です。自分の体を支えて歩くためには足腰の筋肉が必要なので、はいはいをたくさんして筋肉を強くすることが効果的なのです。はいはいしながら追いかけっこをすると、子供は逃げるのに一生懸命になり本気ではいはいするので自然と足腰の筋肉も強くなります。
はいはいがしやすいように、床に柔らかいマットを敷いたり、家具の角にカバーをつけたりして、安全な環境を整えましょう。子供が自由にはいはいできる環境を作ることで、楽しんで運動を続けられます。はいはいの運動は子供の成長に欠かせない要素です。焦らずに子供が楽しんで運動できるような環境を整え、自然と筋力を鍛えられるようにサポートしてあげましょう。
子供がなかなか歩かない原因とは？
まだ「準備」が整っていないのかもしれません
そもそも子供がなかなか歩かない原因は何なのでしょうか？子供が歩くためには以下の4つの条件が揃う必要なようです。
1.子供自身が「歩きたい」と思えていること
2.バランスをとる為の「小脳」が発達していること
3.「足や腰の筋肉」が強くなっていること
4.転んだ時に「手を出して」身を守れること
歩き出すのが遅い子は、これらのうちどれかがまだ発達段階にあるのかもしれません。娘の場合、おそらく「小脳」と「足腰の筋肉」が十分に発達できていなかった為になかなか歩き出さなかったのだと思います。前章であげた3つの方法を通して、歩くためのバランス感覚や姿勢を脳で覚えたり、足腰の筋肉を強くしたりすることができ、歩くための条件が揃ったので一歩踏み出すことができたのだと思います！
子供が歩けるようになるまでは〇〇チャンス！？
外食やお出かけのチャンス
娘は少しずつですが歩くコツを掴んできたようで、よちよちとひとり歩きしている姿がようやく想像できてきました。慣れてきたらきっと、どこまでもいってしまいそうなくらい歩けるようになるんだろうなと思うと楽しみです。ですが、ひとり歩きができるようになったらより子供から目が離せなくなりますよね。そう考えると、まだ歩けない時期の今の方がお散歩や外食などのお出かけに行くには絶好のタイミング。泣いたらどうしよう…などと一歩が踏み出せないママもいるかもしれませんが、歩き回るようになると子供を連れてのお出かけは更に難易度を増しますよ。
写真を撮るには最適…シャッターチャンス
可愛らしい子供の写真は何枚も撮ってしまいたくなるもの。ですが歩けるようになるとそこに座って、などと言ってもじっとはしてくれません。特に指示がまだ伝わらないうちは写真館やスタジオなどでの写真撮影は困難を極めます。歩き始めるとまた違った可愛さはありますが、ぜひまだ歩けないこの時期にたくさん写真を撮っておくことをおすすめします。
子供の成長を待ち遠しく思いながらも、こういった「お出かけチャンス」や「シャッターチャンス」の時期を楽しむのもおすすめです。
子供の成長には個人差があります
1歳2ヶ月、またはそれ以上の月齢になっても歩かないことを心配しているママさん。子供は４つの条件が揃ってようやく歩き始めます。自分の子供はどの条件がまだ足りていないのかな？と考えアプローチしてみると、子供が一歩を踏み出す後押しができるかも知れません。条件が揃えば自然に歩き出す時がやってきますので焦らず、はいはいやつたい歩きする姿を目に焼き付けながら、成長を見守っていきましょう。
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